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上顎前突(出っ歯、前歯の突出)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、奥歯を咬み合わせたときに上の歯が下の歯よりも前方に出てしまう状態を指す不正咬合です。

上顎前突(出っ歯、前歯の突出)の治療

上顎前突(出っ歯)の原因は遺伝的な要因の他、幼児期の指しゃぶりの癖や、舌で歯を押したりする舌癖に由来することがあります。お子様の場合は癖を直すことで上顎前突も改善されることがありますが、改善されない場合は矯正歯科治療が必要になります。

上顎前突の治療例:抜歯ケース

治療内容 : 抜歯をおこない、唇側矯正(スタンダードエッジワイズ矯正)で治療


治療前


治療後

こちらの患者様は、下あごの成長には問題がなく舌癖によって上あごの前歯が傾いてしまったケースですので、通常の矯正(スタンダードエッジワイズ矯正)で治療しました。上下左右の第一小臼歯を抜歯し、咬み合わせも横顔もきれいにすることができました。

状態に合った治療アプローチ

前突の治療は上下のギャップをなくす必要があり、出っ歯の状態によって上あごを下げる場合と下あごを出す場合があります。舌癖などによって歯が傾いているケース、上顎全体が突出しているケース、下あごの発育が不十分で小さいために上顎が突出しているようなケースなど、何が原因で出っ歯の状態になっているのかによって治療のアプローチが違って来ます。上下のあごが極端に大きい・小さいというケースでは、手術が必要になることもあります。

治療の目安

初診時年齢
15歳
症状
出っ歯と叢生
治療期間
3年4ヶ月
通院回数
月1回程度
治療費の目安(自費)
総額 935,000円/税込
副作用・リスク
上下の顎が極端に大きい・小さいというケースでは、手術が必要になることもあります。
装置装着後、舌に違和感を感じる場合があります。
矯正装置を装着するため、痛みや圧迫感があり、ストレスとなる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
歯を動かすことにより歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
治療中は、装置が付いているため歯磨きしにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
保定装置を適切に使用しない場合、後戻りすることがあります。
外科矯正の場合は、外科手術が必要になりますので、術後しばらくは口が開けづらい、食事がしにくい等、回復に時間を要します。
抜歯部位
上下顎左右4番(第一小臼歯)
装置
マルチブラケット装置 

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